中小企業の経理が真っ先に身につけるべきただ一つの知識
こんにちは、新米経理の紀田です。
未経験からひとり経理としてアサインされた当初から、この知識がなかったらお話にならないねーと思っている分野があります。
まず僕はIT企業、その中でも特にAIを扱う会社で働いています。
小さい会社ですので経理、というかお金に係る領域は全て僕が見ています。
なので事業計画の作成、資本政策、監査法人対応、資金繰り、日々の仕分けまで僕の担当なのですが、入社してから困ったことがありました…。
未経験で経理になったことではありません。
事業ドメインの知識が全くなかったことが一番の問題でした。
なぜ事業ドメインの知識が必要なの?
まず、経理として仕事をする上で会計知識をつけることは当たり前です。
これがなければ、日がな一日、会計ソフトを眺めて、ただウンウン唸ってるだけの人になってしまいます。
なので会計知識に関しては、僕も日々アップデートを繰り返しています。いわゆる勉強をもちろんですが、業務の中で新しいことを知った時はエクセルにまとめ、それを定期的に読み返し、知識の定着をはかっています!
入社当時、僕はメイン事業であるAIについて全く知識がありませんでした。
事業計画や今後の資金繰りを作成する時、開発のことや業界の商慣習の知識がなければ、リアルなものは作れません。
商慣習については、働いていればある程わかってくるものですが、ドメイン知識は自分から情報を取りにいかないと身につくものではありません。
そこで情報を取ろうとする時にいちばん問題になったのは、事業側の人と共通言語で話せなかったことです。
誰かにモノを教わる時のことを考えてみてください。
いきなり専門用語を使われても何がなんだかわかりませんよね?
それと同じで共通言語を持たない僕は、質問に対する回答が理解できず、噛み砕いて説明してもらうか、後で自分で調べてなんとか理解しようと頑張っていたのです。
二度手間です…無駄な時間です…
そこで僕は、事業ドメインであるAIについて勉強しようと思い、「ディープラーニングG検定」というAIを扱うジェネラリスト向けの資格を取得しました。
この資格については、今度記事にしようかなーと思っています。AIが今後日常生活にももっと普及していく中で、持っていて損のない資格です!
とまぁ、こんな感じで僕はドメイン知識をつけていって、現実に即した事業計画、資金繰り計画、日々の仕分けを行えるようになりました。
まとめ
- リアルな計画策定
- 実態に即した経理処理
- 事業側の人との正しいコミュニケーション
などができるようになります
それなりに大きい会社であればマニュアルがあり、ドメイン知識なしでも、それに従えば正しく業務を遂行できるのだと思います。
僕は大企業での経理経験はありませんが、前々職では一部上場企業の営業マンだったので、大企業のシステムの素晴らしさは知っています。
しかし小さい会社にはそんなシステムはなく、属人な部分が多々あります。
であるなら、しっかりと会社を回すために、経理に限らず全ての管理側の人員が、ドメイン知識を持っていることが重要になるのではと考えた次第です。
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