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【AI学習シリーズ】第1回~人工知能ってなんでしたっけ??~

こんにちは、新米経理の紀田です。

前回の記事で僕がディープラーニングG検定という資格を取得したということを、こぼれ話として書いたのですが、せっかく取得したなら資格勉強を通じて学んだAIについても発信していこうということで、今回はまず人工知能の基本的な定義について書いていこうと思います!

 

そもそもAIってなんでしたっけ??

まずAIとは日本語に訳すと人工知能です。人工知能なんて言うと、ターミネーター」のスカイネットなど、大仰なものを思い浮かべてしましますが、現状では人類を滅ぼそうとするようなSFチックなAIはまだ誕生していません

 

さて、それでは史上初めて人工知能という言葉が使われたのはいつなのでしょうか。それは1950年代のダートマス会議」というワークショップです。

 

50'sですよ!「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の時代ですよ!

ドクが「未来知りたくない!未来知りたくない!」とか言っていた時代から、AIの研究は始まっているのです。

(結局ドクはマーティからの手紙を読んで、一命をとりとめることができましたが。)

 

さて、このAI業界では伝説とされる「ダートマス会議」、今では人工知能界隈ではレジェンドと呼ばれる人たちが集まったもので、ここで人類史上初の人工知能である「ロジック・セオリスト」のデモンストレーションが行われました。

当時はまだコンピュータが四則演算くらいしかできないと思われていた時代です。

そんな時代に、このロジック・セオリスト、数学の定理の証明をすることができました。

当時としては、めちゃくちゃ画期的なプログラムです。

人間でいえば、やっと割り算を覚えた小学生が、「バーゼル問題の初歩的な証明ならば、私の右に出るものなど存在しない・・・」とかぶちあげるようなものです。

 

そして、AIの定義については一般的に、

  • 人間にしかできなかった高度に知的な作業や判断を行えるアルゴリズム

と認知されています。

しかし現在でも専門家によって定義は本当にまちまちで、AIとはまだ確定している概念ではないのです。

これはなぜなのか。これはですねー、「知性」とか「知的」とかの解釈がはっきりと決まっておらず、人によって違う解釈をしているからなのです。

 

 

専門家ごとの定義

例えば人工知能の定義について、G検定の主催団体のJDLAの理事である松尾教授は

  • 人工的に作られた人間のような知能、ないしそれを作る技術

としており、京都大学の西田教授は

  • 「知能を持つメカ」あるいは「心を持つメカ」である

と定義しています。

似たようなことを言っていますが、微妙に違いますねー。

 

松尾教授は、知能の持つようなアルゴリズム人工知能の主体を置いているのに対し、西田教授はソフトだけでなく、ハードにも主眼を置いて人工知能をとらえていると僕は解釈しています。

このハードにも主眼を置くというのは、AIの身体性という話題でよく議論されている点です。

人間のような知能を持つためには、人間のような体が必要なのではないかということが議論されています。

現実政界との接点がなければ、現実世界のことを本来の意味で知ったとは言えない。

つまり、例えば痛いという感覚を体験するのか、ただ知っているだけなのかでは、その後の行動に変化が生まれるということです。

一度ドアに手を挟んで痛いという感覚を味わえば、次からはドアの開閉に注意するはずです。

しかし、「ドアに手を挟んだら痛いんだよー」と誰かに言われただけで、自分で体験したことがなければ、本当の意味でドアの開閉に注意することはありません。

 

つまり人間は感覚と共に学習して知性を得ていくので、身体がない機械には人間と同じような知性を得ることができないのでは??というのが身体性の議論です。

 

AI効果って??

さて、AIの定義が確定していないせいなのか、一般に考えられているAIの理想が高すぎるせいなのか、ある面白い現象が認知されています。

その名も「AI効果」!

 

AI効果とは、

  • 前時代にはAIの一分野として研究されていたものが完成して、普及してしまうと、一般的にAIだと認識されなくなってしまう

という現象です。

 

例えば、皆さん何かを調べたいときはGoogleで検索しますよね??この記事にもそうやってたどりついた人もいるかもしれません。

この皆さんが普段何気なく使っている検索エンジン、これもAIの一つなのです!

さらに言えば、皆さんのお家を甲斐甲斐しくお掃除してくれるルンバ。あの子だってAIなんです!

 

・・・しかし、皆さんは彼らのことをAIだなんて認知していませんよね??

 

「お!ググってるねー。さすが紀田君だ。AIを使いこなしているね!」

「き・・・紀田君・・・!君ルンバをつかっているのか!?AIを使いこなしすぎだろ!!」

なんてほめられたことありませんし。

悲しいかな、これがAI効果なのです。

(これからは、検索エンジン様にもルンバ様にも敬意を払うようにしましょう)

 

最後に

さて、この記事ではAIの定義について、ざっとまとめてみました!

今後さらにAIが世の中に普及していく中で、AIについての正しい知識をつけることは重要なのではないかなーと思っています。

 

次のAIシリーズでは、AIの歴史について書いてみようと思います!

 

 

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