ひとり経理の日常

経理の日常や学んだことをつらつらと

開発の内製化について、経理畑の人間が思うこと

僕は今、開発会社、その中でも特にAIに特化した会社で働いているのですが、日々働く中で開発を内製化することについて考える機会があったので、書き散らしてみようかなと思います。

とはいえ僕は経理なので、開発について深い知識はありませんし、あくまで外野としての考えになっていると思います。

もし記事を読んで、「いやいやいや全然違うでしょ、何言ってんだこいつ」ってことがあったら、コメントにてツッコミを入れてもらえると大変助かります笑

 

どんなプロダクトを作っていたら内製化が必要なのかなー

まずここでいう内製化とは、正社員だけでなく派遣や業務委託を含めようと思います。

 

例えば、ゲームの開発会社など保守運用がメインの事業を行っている場合、エンジニアは内部にいた方がいいと思うんですよねー。

コスト面で考えても、外注するより安くつくでしょうし、バグなどへの対応スピードも内部にエンジニアがいる方が段違いに早いでしょうしね。

 

ちなみに、外注の方がコスト面で高くついてしまうのは、外注先からの見積もりには利益がのっているからです。

あるエンジニアの人件費が、実際には50万円 / 月だったりしても、見積もりは80万円 / 月とかで来ます。

外注先は、それの差額でお金を稼いでいるんだから当たり前のことですけど。

 

なので運用保守の場合は、内製化してしまってできるだけコストを抑える方がいいと思います。

 

逆に外注の方がいい場合はどんな時なんだろう

これは、例えばめちゃくちゃ尖がったプロダクトを開発するときなどが当てはまるのかもしれません。

内部にエンジニアを囲っていても、そのエンジニアでは技術的に無理な領域を外注するとか。

内部にいるCTOポジションが、当代稀に見る優秀なエンジニアであったなら、尖がったプロダクト開発も内製化してもいいのでしょうが、そうでない場合は潔く外注することを意思決定する方がいいのかもと思います。

突出した技術を持つ優秀なエンジニアを雇うには、相応に高い報酬が必要になります。

財務的に考えるなら、固定で高い報酬を払い続けるより、開発時にスポットで外注してしまった方がいいとも考えられます。

でも事業的に考えると、内部にノウハウが残らないという問題は、その後の事業展開においては結構致命的であるかなとも思いますねー。

この辺のバランスが難しいところですが、しっかりと回収計画などを立てて、綿密な戦略を組む必要があります。

経営において一番大事なことは資金繰りであり、キャッシュこそが何より重要ですから。

 

まとめ

つらつらと考えてきましたが、すべてはケースバイケースです。

注力する領域や方向性、その中で最大限利益を出すにはどうすればいいかをブレずに考えることで、最適解が見つかると思います。

そのためには事業・財務・税務、様々な観点を持つことが大事だと考えました。

 

 

 

⇓ランキングに参加しています!応援よろしくお願いします!!


人気ブログランキング

 

 

公序良俗に反する企業との取引が上場審査に与える影響とは?

今回はIPOに関する話題です。公序良俗に反する企業は上場できないって話は有名ですよね。それではそういう企業と取引がある場合も上場審査に影響があるのか。これについて、ちょっと話を聞く機会があったので、つらつらと綴っていこうと思います。

 

公序良俗に反する企業って?

まず、公序良俗に反する企業って何よ?ってところから行きましょう。

端的に言えば成人向けコンテンツを扱う企業のことです。誤解してはいけないのは、公序良俗に反する企業というのは、決してイコール反社というわけではありません。

ただ、このようなコンテンツを扱う企業は上場することはできません。しかし、すでに上場した企業が新たに成人向けコンテンツを扱うことはできます。上場審査の段階においてのみ問題になるということです。なんだかおかしな話ですね。

(ちなみに、このような企業の上場が金融商品取引法で規制されているわけではありません。)

 

取引先に公序良俗に反する企業がいる場合

それでは、成人向けコンテンツを扱う企業が取引先にいる場合は上場審査において、どういう影響があるのでしょうか。

大きな論点は、売上に占める割合です。

成人向けコンテンツを扱う企業との取引の比率が小さければ、突っ込まれる可能性は低いようです。ただし、具体的にどれくらいまでの比率までがOKかは明言されていません。比率が高いと、やはり審査に引っかかってしまうようです。

 

また、このような企業との取引の比率を小さくしていても、取引を行う際の反社チェックは必須のようです。万が一反社であった場合、取引を控える等の対応が必要となります。反社チェックに引っかかる企業との取引があった場合、IPO審査に引っかかってしまいます。

 

まとめ

上場審査において、公序良俗に反する企業の取り扱いはネガティブな印象が強いです。ただこれはそのような企業だけではなく、一部の芸能系の企業との取引に関しても同じことが言えるという話も聞いたことがあります。

なんにせよ、実際に審査が行われるまでどう転ぶかはわかりません。取引比率が小さくても引っかかる可能性はありますからね。

 

実務上は、

  • 証券会社、IPOコンサルなどの専門家に相談する
  • このような取引があっても隠し立てするようなことはせず、対策を考える

ことが大切になります。

グレーな事柄を隠しているのが露見すると、その後の審査にも悪影響を与えます。

 

何事も早期の相談が大事ということですね。

 

これであなたもエクセルマスターに!【無理やり上達させる2つの方法】

最強のエクセルスキルは何か!?

 

sumifs、index、条件付き書式、vlookup、データテーブル、substitute・・・

 

多種あるスキルが

 

ルールなしで戦った時・・・

 

学習ではなく・・・

 

納期ありの

 

「実務」で戦った時

 

最強のエクセルスキルは何か!?

 

今・・・現在、最強のエクセルスキルは決まっていない

 

 

いえ、実は決まっているんです。

古今東西、誰に聞いても「これだ!」というエクセルスキルは存在するんです。

最強の格闘技の方は休載が多いので、いつ決まるかわかりませんが笑)

 

それは・・・

 

VBA!!

 

VBAこそエクセル史上最強のスキルにして、エクセルスキル界の王様なのです。

 

 

 

どうも、エクセルマスターの紀田です。

 

こんなことを書こうと思ったのも、エクセルを使いこなせるってどういう状態のことを言うんだろうという疑問を持ったからです。

 

経理や財務などの管理系の仕事をしている人は日常的にエクセルを使っているので、充分使いこなせてると自称しても問題ないと思うんですよね。

 

その中で、「あの人エクセル得意だよなー」と周りから思われる人ってどんな人なんだろうって気になったんです。

 

なので、エクセルマスターになるためにはどうすればいいのかちょっと考えてみました。

 

※ちなみにこの記事には「上達するために勉強すべきこと5選」みたいな話はありません。「エクセルできてすごーい」とちょっとした賞賛を浴びるにはどうしたらいいかということ、自分をどうやって追い込むかということに重点を置いています。

 

①王道

すでにエクセルをある程度使えるのであれば、同じ部署の誰かに何かツールを作ってあげるといいでしょう。

そうすれば、その人の中ではあなたは「エクセルができる人」です。

何人かに作ってあげれば、部署内であなたのエクセルスキルについての話題が出るはずです。

 

「紀田さんってエクセル得意なんだねー。こんなの作ってもらったよ!」

「私もだよ!紀田君に作ってもらったんだー!」

 

モテます。

これであなたの元には依頼メールという名のラブレターが異常に届くはずです。

 

1か月もすれば、あなたは「部署内エクセルマスター」の称号を得ることができるでしょう。

 

さぁ部署で天辺を取ったら、次のステップ。

次は他の部署の人にもツールを作ってあげましょう。

 

ここからは同じことの繰り返し。

1年もすれば、あなたは晴れて「エクセルマスター」の称号を得ることができるでしょう。

 

②修羅の道

さて、①のパターンでは「エクセルマスター」の称号を得るのに、1年もかかってしまいました。

 

長い道のりです。

 

ところであなたはこの「エクセルマスター」の称号を、1週間、いや運さえよければ1日で手に入れることができるなんて話を信じますか?

 

これからお話しする方法はすべて真実ですが、修羅の道です。

 

 

「君、エクセルどれくらい使える?」

 

そんな言葉をかけられることがあるでしょう。

 

この言葉に対する回答によっては、あなたは一瞬で「エクセルマスター」となることができます。

 

多くの人はここで謙遜して、

「人並みには・・・」

みたいな回答をしてしまいます。

 

この問いに対する唯一無二の正しい回答とは、

 

VBA書けます。」

 

これにつきます。

 

バリバリにVBAを使える方も、ちょっと触ったことがあるくらいの方も、いっそのことまったくエクセルに触れたことのない方も、

 

VBA書けます。」

 

言ってしまいましょう。

 

これであなたは周りから「エクセルマスター」だと思われることに成功しました。

 

 

VBAを書いたことがなくても大丈夫。実務でそんなにバンバンVBAを使う依頼が来ることはありませんから。

ネットには解説サイトがあふれています。

万が一依頼がきてしまったら、それから覚えればいいのです。

 

そしてVBAを使えるということは、それ以下のスキルをすべて習得している人だと勝手に判断されます。

そうなればエクセルに関する依頼がバンバン飛んできて、それが更なる成長の糧となります。

 

全くエクセル経験がない人でも、「VBA書けます」と豪語したからには同じ状況に陥ります。

 

しかしこれこそが狙いです。

 

人間切羽詰まってないと、なにかを勉強しても身になりません。

エクセルも同様です。

 

できると言ったからにはやらなくてはいけない。

いまさらできないなんて恥ずかしい。

 

そんな気持ちがあなたを追い立て、依頼をこなすうちに、気づけばあなたは「エクセルマスター」となっていることでしょう。

 

まとめ

真面目な話、何かを学習する際に自分を追い込むことって大事だと思うんですよね。

僕なんて飽きっぽいから、勉強しようと思っても大体のことは1週間もたてば断念してしまいます。

 

ちなみに僕自身はVBAを書けて、今ではエクセルを使ってできないことや作れないものはそうそうないと自負しています。

 

三日坊主の僕が、エクセルを使いこなせるようになったのも、実務で一定以上のスキルが必要だったからということが大きいです。

これからエクセルマスターを目指す方は、ぜひエクセルを使う環境に身を置くことをおすすめします。

 

あ、後一番大事なのは、楽しくエクセルを触ることだと思います!

 

(てか、エクセルに限らずなんの勉強するときも同じことですねこれ。)

2つのモデルから見る予実管理の正確性

最近、IPOにおける予実管理の重要性が増しているという話を耳にしました。

上場審査において、予実にズレが発生してしまうのは管理不足とみなされ、当然是正が求められます。

(もちろん完璧に予実を一致させるのは不可能ですが、かなりの精度が求められます。)

 

うちでは会計周りを見ているのが僕しかいないので、当然予実管理も僕の仕事なのですが、予算と実績のズレというのはやはり発生してしまいます。

 

では何が原因で予実のズレが起こってしまうのか。

今回は「売上の性質」という面から考えてみようと思います。

 

「売上の性質」とは

「売上の性質」という言葉が正しいのかわかりませんが、例えば売上には

  • ストック売上:サブスクのように月々決まった金額の売上
  • イニシャル売上:一回限りの売上

という区分けがあります。

 

ストック売上は、いわゆるチャリンチャリン系(ちゃりんちゃりんとお金が入ってくる様子から)で、サービスの提供を持続的に行うことで、その契約が続く限り、決まった金額を受け取るモデルです。

(従量課金の場合も多いですけど。)

 

対してイニシャル売上は、例えば開発受託などが当てはまり、期間に対してではなく、サービスそのものに対しての対価を受け取るモデルです。

 

音楽でいえば、

  • Apple Musicがストック
  • CDがイニシャル

と考えたらわかりやすいかもしれません。

 

今回、予実管理の正確性という論点で比較したいのは、

  • 受託開発
  • 自社プロダクトの販売

のふたつです。

 

※僕はIT企業でしか経理の経験がないので、今回は開発系の話に限定します

 

どちらの方が予算を立てやすいのか

結論から言えば、自社プロダクトの方が売上、利益の予算が立てやすいです。

正確に言えば、「予算を立てるロジックが組みやすい」と言えます。

(特にストックモデルの場合は。)

 

それぞれの特徴として、

●自社プロダクト

  • 1件当たりの売上額は固定
  • 過去実績から今後の予測が立てやすい
  • 基本的に販売、契約時に売上として計上される

●受託開発

  • 1件当たりの売上額がバラバラ
  • 前に実績があったからと言って、それと同じ依頼は来ない
  • 検収時期が読みにくい(売上がたつ月がわからない)

等があります。

 

案件ごとに売上高が違い、いつ売上が立つかもわからず、予測も立てにくい受託開発より、自社プロダクトの方が予算がたてやすいのは当たり前ですね。

 

IPOに有利なのはどっち?

前提として、受託開発しかやっていないから上場することはできないのか?と問われれば、答えは「NO」です。

 

しかし、IPO審査において予実管理が重視されることを考えれば、自社プロダクトメインの会社の方が審査に通りやすいというのもまた事実です。

 

上場準備段階から、実績が予算から5%ズレるだけで物言いがつくことを考えれば、

自社プロダクト(ストック)の販売というモデルが、IPOには有利なのではと思います。

 

 

 

ブログはじめました!

はじめまして、紀田しょうへいです!

プロフィールにもありますが、今は中小企業のひとり経理として鋭意奮闘中です。

 

僕は元々、営業マン→データ分析と職種を変えてきたわけですが、

とある事情で前職を辞することとなりました。

 

そして採用面接を苦手とする僕が「身軽になってよかったー・・・」なんて強がっていると、なんと元々知り合いだった社長に会社に誘っていただき、現職に就くことができました。

 

そして初日の挨拶、

「今日からここで働くことになった最強アナリストの紀田だ!前職で培ったデータ分析の知見を活かして、この会社を大きくしてやるぜ!!てめぇら俺についてきな!」

なんてぶち上げた次の日には経理担当者が辞め、僕が後釜にアサインされることに。

 

えー!!経理!?

つまんなそー・・・

だから小さい会社は人が少なくてやなんだよ・・・

あーあ、モテなそー・・・

あーあ・・・

 

とか思いつつ経理を始めて2年目。

やり始めてみると、これが面白い。

小さい会社で僕しか経理がいないので裁量も大きいし、責任のある仕事ができます。

(モテはしないです。)

 

悲しいかな、僕は元々会計のかの字も知らないようなおバカリーマンで、

「資本金ってなんかあれだろ??銀行から借りた金だろ!?そんなことより飲もうぜウェーイwwwソーレイッキwwイッキww

とか言っていた人間です。

 

そんな脳みそからっぽ人間が、いきなりこの世界に放り込まれても、何とかすればなんとかなるものです。

(神様。仏様。顧問税理士様。わたくしめは日々感謝を捧げております。)

 

ゆくゆくは未経験で経理をやりたい方の参考になるようなブログになればなぁ、なんて僕にとっては大それたことを考えている次第であります。

 

このブログで何を発信していこうかなー

とりあえず、僕自身まだまだ勉強中の身ですが、業務で扱う経理・財務・IPOについて発信していこうと思っています。

(インプットだけでなくアウトプットが大事だと、前職の偉い人が高いところから偉そうに言っていました。)

 

なので、間違ったことも書くかもしれません。

 

しかし!

その時は、ビシバシ指摘してもらって、成長の糧にしたいと。

そう考えているわけです。

経理の諸先輩方が見ていらっしゃったら、どうぞ叱咤激励を頂ければ幸いです。

 

ただわたくし、これが初ブログ。

わくわくが止まらないので、経理にとどまらず雑多なブログになるかもしれません。

 

ですがどうぞ皆さん、今後ともこのブログを御贔屓にいただければうれしいです。

 

よろしくお願いします!

 

 

 

プライバシーポリシー

個人情報の管理
本サイト(https://hitri-keiri.hatenablog.jp/)(以下、当サイト)は、お問い合わせいただいた内容についての確認・相談、情報提供のためのメール送信(返信)の目的以外には使用しません。また知り得た個人情報を第三者に開示することは、警察・裁判所など公的機関からの書面をもった請求以外に一切利用いたしません。
当サイトに掲載されている広告について
当サイトでは、第三者配信の広告サービス(Googleアドセンス)を利用しています。このような広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、当サイトや他サイトへのアクセスに関する情報 『Cookie』(氏名、住所、メールアドレス、電話番号は含まれません)を使用することがあります。またGoogleアドセンスに関して、このプロセスの詳細やこのような情報が広告配信事業者に使用されないようにする方法については、こちらをクリックしてください。
当サイトが使用しているアクセス解析ツールについて
当サイトでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。
このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにCookieを使用しています。
このトラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。
この機能はCookieを無効にすることで収集を拒否することが出来ますので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。
この規約に関して、詳しくはこちらをクリックしてください。